マティス · 2016/12/06
マティス 赤い調和 赤のハーモニー アンリマティス
マティスの代表作 ◆1908年「赤い部屋(赤のハーモニー)」について◆ このマティスの代表作は、180cm×220cmという大きな作品で、画面の大半を「赤色」が占めています。赤のもっているエネルギーが絵を見る者に、降り注ぐような作品です。 本物を見て、「赤の力を生で感じる」のが一番ですが、ここではマティスの考え抜いた色の調和を分析してみましょう。...
デューラー · 2016/10/24
デユーラー
デューラーは2回イタリアを訪れています。 最初の来訪が1494年(1495年まで)で、そのときはすでにヨーロッパ中に名を知られていた存在でした。デューラーほどの画力のある北方の画家がイタリアにやってきたことで、イタリアの画家たちは仰天したといいます。...
ゴッホ · 2016/10/02
盗難 ゴッホ作品 スヘフェニンゲンの海の眺め
14年前にオランダのゴッホ美術館から盗まれたゴッホ初期の2作品がイタリア南部のナポリ近郊で見つかりました。マフィアによる麻薬取り引きで家宅捜索中だそうです。2点とも額縁が外された状態で多少損傷してい るものの、比較的よい状態のようです。...
マティス · 2016/09/17
東京・上野の東京都美術館で開催中の「ポンピドゥー・センター傑作展」に行ってきました。ポンピドゥーとは、第19代フランス大統領ジョルジュ・ポンピドゥー(在任 1969年- 1974年)のことで、 現代美術や現代音楽の拠点をパリに設けようとした文化施設がポンピドゥー・センターです。...
セザンヌ · 2016/07/20
<静物にも生命を与えたルノワールと、人間を静物にしたセザンヌ> ルノワールとセザンヌは、互いに印象派の画家ながら、その気質と画風は正反対と言えるほど、大きく違っていました。...
ヴェネチア派 · 2016/07/18
Question「カルパッチョ」という料理名の由来は次の1〜3の内、どれでしょうか? 1.イタリア産の白身魚の名前 2.良質なオリーブオイルの産地名 3.イタリア人画家の名前 「白身魚やマグロ、カツオなどの刺身を用いたカルパッチョ」は、実は日本の創作料理(落合務シェフが考案した)です。 本場のイタリアでは...
ゴヤ · 2016/06/09
次は、ゴヤが1792年に王立サン・フェルナンド美術アカデミーに提出した「美術教育についての報告書」です。 「私は、アカデミーというものは、排他的であってはならず、そこで自由に勉強しようと思う者に助力を与える以外のどのようなこともしてはいけないと断言いたします。...
2016/06/08
世界の名画シリーズ「ドラクロワ画集」より
さて、ロマン主義って何でしょう? wikipediaによると 「18世紀末から19世紀前半にヨーロッパで、その後にヨーロッパの影響を受けた諸地域で起こった精神運動の一つである。それまでの理性偏重、合理主義などに対し感受性や主観に重きをおいた一連の運動であり、古典主義と対をなす。」です。...
2016/05/27
レオナルド・ダヴィンチの別の日のノートがあります。 【ダヴィンチNote2】 「色彩の遠近は何かの寸法に比例するものではない。 色彩は物体が隔たるほど大きさを失うように(①)、 それに応じてその本性を失う(②)ことに注意せよ」 ①は、遠近法、透視図法、線遠近法と言われるものです。 ②は、レオナルドが提唱した「スフマート技法」のことでしょう。...
2016/05/27
レオナルド・ダヴィンチは、絵画を「科学」として捉え、絵画の「3次元を2次元で表現する」という大命題を、「色彩表現」にって解決しようとしました。 1492年のレオナルドのノートに次のような記述があります。 【ダヴィンチNote1】 「世界の一望を描こうとする画家は、遠方への眺めの中で世界がますます青くなるということを考えてみるがよい。...

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