2016/05/05 超絶技法を可能にしたもの 若冲の絵は、鮮やかで豪華な発色と、精緻な筆さばきで、「超絶技法」とか「神技技法」と呼ばれます。 この若冲独特の色彩表現を可能にしているのは、 ①.非常に質の高い絹地と、 ②非常に高価な岩絵の具(日本画の絵具のこと) ③そして、裏彩色(うらざいしき)という技法でしょう。 裏彩色は、読んで字のごとく、「絹地の生地の裏から彩色すること」です。 表からの彩色と、裏から絹地を通って発色する彩色とが、細かく細かく計算されつくりている、若冲が実践した「神業」です。 tagPlaceholderカテゴリ: 伊藤若冲, 日本の画家