ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau,)(1826−1898年)はフランスの象徴主義の画家。パリに生まれ、パリで没した。
印象派の画家たちと同時代に活動したモローは、聖書やギリシャ神話を題材とし、想像と幻想の世界をもっぱら描いた。彼の作品は19世紀末のいわゆる「世紀末の画家や文学者」に多大な影響を与え、象徴主義の先駆者とされている。また優れた教育者としての一面を持ち、彼の弟子には、アンリ・マティスや、ジョルジュ・ルオーなどがいる。